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jurysvision

審査員の時代を切り取るビジョン

HIDETOSHI SAIGA SAIGA HIDETOSHI
#04

トップスタイリストの原点

常に美容業界のトップを走り続ける雑賀英敏。なぜ彼を多くの人が指名するのか。闘い続けた新人時代や、独自の感性がどう育まれたかを聞いた。
18歳で渡英。ロンドンでの修行時代
キャリアをスタートさせた頃について
お聞かせください。
高校を卒業してすぐロンドンに行き、向こうのサロンに入りました。6歳までイギリスで育ったので、やっと帰ってこれた、という気持ちでしたね。ただサロンでの日々は正直キツかった。アジア人ひとりだったこともあって、最初は誰も口をきいてくれなかったし。

それでも辞めなかったのは、何が起きても3年は帰らないと決めていたから。結果、僕の売り上げが上位になったら、みんな急にフレンドリーになって(笑)。あ、やっと俺、ここで認められたなって。
海外での体験が大きな強みに
当時の日々を振り返って、今のキャリアにつながっていると思う出来事や行動はありますか。
ロンドンに行った頃、ちょうど映画『トレインスポッティング』が公開されていて。音楽もオアシスやレディオヘッドといったバンドがピークの時代だったから、遊びにいくとケミカルブラザーズが横で飲んでるみたいなことが日常という、すごい環境だった。信じられないくらいクリエイティブで刺激的で。

だから仕事で疲れていても、ほぼ毎日、出掛けていました。誘われたら絶対に断らなかったし。いろんなものを吸収できたので、今振り返ると遊びまわったあの頃の日々が、スタイリストとしての原点になっていると思う。

そんな最先端の環境にいたから、「これから何かハプニングが起こるかも」という、ワクワクする雰囲気が好きになった。これはクリエイティブな作業にとてもいい影響を与えている。新しいものを生み出すエネルギーを夜のカルチャーから学んだのかもしれない。

今の東京もすごく面白い。僕だけでなく外国のクリエイター達も、東京という街や日本という国を、すごくインスパイアされる要素の一つだと言っている。だから日本人ももっと自信をもっていいと思う。
すべての答えはサロンにある
TRENDVISION awardの経験は
サロンワークにも役立ちますか?
スタイリストにとって一番大事なのはサロンワーク。サロンで人気が出ないスタイリストは、どこに行ってもダメでしょう。まずは今いる場所で1番になることを目指してください。

ある程度キャリアを積むと、次はどうしようと絶対に思うようになるけど、そういったエネルギーや感性を発揮する場所がコンテストです。

どんなに上手いスタイリストも、TRENDVISION awardのようなコンテストに出るとガラッと変わる。テクニックの引き出しが増えるし、違った角度からものを見られるようになるから、さらにスキルが上がる。そういう経験を繰り返してある程度の実力がついたら、たとえば撮影の仕事など次のステップを目指すのもいいと思う。

コンテストに挑戦することは、「チャレンジしている美容師さんに髪をやってもらっている」という喜びをお客様に提供することにもなる。TVAに出場した経験は、自分の成長だけでなく、お客様に対するプレゼンにも活かすことができる。

まだまだ経験のない人も、自分はかなりできると思っている人も、ぜひTRENDVISION awardに挑戦して、今のあなたの価値を見せてください。待っています。
#3

雑賀英敏

1996年渡英し、TONI&GUYへ入社。その後インターナショナルアーティスティックチームの一員として様々なNew collectionの発表や世界各国でセミナーを行う傍ら、TONI&GUYの教育の中枢であるロンドンアカデミーにてマネージャーを兼任する。2010年に帰国し、現在はTONI&GUY JAPAN代表を務め、PRADA、LOUIS VUITTON、Dior、VALENTINOなど、一流ブランドのショーやフォト・シュートへ参加しヘアデザインを手がける。アジア諸国を中心にセミナーを行い、ロンドンとの懸け橋として活動中。
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