- CREATIVE ARTIST OF THE YEARのゴールドアワード受賞おめでとうございます。
受賞作品を創る上で杉川さんがもっともこだわった点はどこですか。 - 杉川 自分らしさです。これが杉川友洋の世界観だと見た人に伝わるように、今までやってきた事を洗練させつつ、自分らしさを目一杯作品に詰め込みました。
- 苦労したこと・難しかったことは何でしょう。
- 杉川 髪のダメージと自分求める色味のバランスですね。エリアファイナルとジャパンファイナルで同じモデルさんを起用したかったので、まさに残留ティントとの戦いでしたね。エリアファイナルで入れたカラーの残留ティントをどう見極めてジャパンファイナルで理想のカラーに仕上げるか。それが一番難しかったです。
- 受賞作品を生み出すための
インスピレーションの源は何でしたか? - 杉川 受賞作品のようなスタイルは、普段から自分が好きなものなんです。TRENDVISION award の過去作などに囚われず、自分らしくいつもやっていることの延長でいようと思い、浮かんだのがこの作品です。
- モデルの選び方を教えてください。
- 杉川 作品のイメージに合っていて、モデルさんを決める時に一番素敵だなとピンと来た方にお願いしました。
- 衣装のポイントを教えてください。
- 杉川 黒で締めつつ、重くならないように透ける素材を使ったところです。あとは、ドレスなので甘くなり過ぎないようにレザーコルセットなどを使ってモード感をプラスしました。
- WELLA TRENDVISION awardをはじめとしたコンテストに
積極的に挑戦するようになったきっかけを教えてください。 - 杉川 入賞して有名になりたかったのが、そもそもの動機です(笑)
- サロンオーナーになった現在も
コンテストに挑戦し続ける理由は何でしょう。 - 杉川 コンテストなどに挑戦して常に進化していくことを、自分の店のスタイル、いわばイズム(主義)にしてスタッフにつなげていきたいからです。
- ゴールドアワードを獲得して、ご自身の中で変化はありましたか。
また、お客様やサロンスタッフの反応はいかがでしょう。 - 杉川 評価されたことで、今までやってきたことに対する自信が確信に変わりました。お客様もとても喜んでくれています。スタッフの反応はというと、今回僕がゴールドアワードを受賞したことに刺激されて「来年は自分もチャンレンジしたい」と言う子が増えたんです。実はこれがむちゃくちゃ嬉しかったです。
- 普段の仕事とコンテストへの挑戦を
うまく両立させる秘訣は何でしょう。 - 杉川 美容を大好きになることですね。
- コンテストに挑戦した経験は
サロンワークにどう活かされていますか。 - 杉川 お客様に似合うカットやカラー、スタイリングを提案できる能力が確実に上がりました。また、お客様に対してはもちろん、サロンや撮影でお世話になるモデルさんやアシスタント、協力してくれる仲間に対する気遣いなど、TRENDVISION award 2019で経験したことは、挙げればきりがないくらい活きています。
- コンテストに挑戦するスタッフがいた場合、サロンオーナーや先輩後輩は、
どんなサポートをしてあげると良いでしょうか。 - 杉川 ポジションによりますが、挑戦者が苦しんでいるポイントを察して、それに対し各々が自分にできる事をしてあげる事でしょうか。オーナーにしかできないサポート、先輩にしかできないサポート、後輩にしかできないサポートが、それぞれの環境の中にあります。言われてすることではないし、マニュアルもないので、そういった思いやりが一番のサプライズで嬉しいと思います。
MESSAGE FROM WINNER
- 杉川 挑戦するとしないとでは、天と地ほど差があると思うんです。挑戦する人同士の差は、実はそれほど大きくありません。ためらっているくらいなら、挑戦する側になったほうが絶対いいですよ。本当はやる気があるのに出場しなかったら、きっと後悔すると思います。負けるのは怖くない。僕もたくさん負けてきました。ぜひチャレンジして、今の自分にできる目一杯を表現してください!